4球1ウェイ
4球スーパー/試作
(自作)


写真左-前から、右-後ろから(裏ぶたはありません)

 電池管でラジオを作ったのはこれが2作目です。(残念ながら1作目は現存しません。)
 図書館のRCAのチューブ・マニュアルの中の 4球1ウェイ・ポータブルの回路 を手本としました。 何台か作ったり修理したりした経験では、この回路が自作する上でも使う上でも一番 トラブルが少ないようです。

 部品の配置はうしろ側から見た写真の左端のIFT(中間周波トランス) の真後ろに電池管の1R5、 あとは左から1T4、1S5、3S4です。
 部品は、アメリカ製の5球トランスレス・スーパーのキット(Kelvin electronics社製) を手に入れて、主要部品をそっくり利用しました。 バリコンはトラッキングレスで 11-363pF/9-170pF、 OSCコイル(局部発振コイル)はキットのもの(12BE6用)にリアクション・コイルとして、 ポリウレタン線を50回巻き足してあります。

 シャシの裏に見えるスイッチはAVC(自動音量調節)のON/OFF用で、OFFにして球の選別に使いました。


4球スーパー/試作 定格表
型式4球スーパーへテロダイン
受信周波数527kHz-1,847kHz(実測)
中間周波数455kHz
使用真空管1R5、1T4、1S5、3S4
感度並三以上5球スーパー以下
電気的出力180mW
電源乾電池 A 1.2V(単1型ニッカド電池 x1) 実測1.35V
B 64.8V(21.6Vニッカド電池 x3) 実測70V
消費電力A 1.2V-250mA B 64.5V-8.5mA
スピーカー10cm ダイナミック
形状257x150x128mm
重量1.19kg 電池なし
1.87kg 電池付
製作年月1990年8月



4球ポータブル/試作 回路図

 この回路図は「水魚堂」(http://www.suigyodo.com/)の回路図エディタを使わせていただきました。 この場を借りてお礼申し上げます。


改修のつもりが、またしても勢いあまって解体してしまいました。 部品の100%がこの写真。 意外と少ないですね。 茶色の電解コンデンサはパンク寸前でした。
(2012年11月1日解体)
(2001年3月16日初稿)
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