12Vラジオ
7MHz4球スーパー
(自作)


写真左-前から、右-後ろから

 12V の 7MHz スーパー+オートダイン検波を試行錯誤の上、 12AD6、12BL6、12AU7、12DQ6A の4球で組んでみました。 12DQ6A はグリッド・リーク・バイアスで使いましたが、コントロール・グリッドの 100Ω の抵抗がないと発振してしまいます。

 IFT はトランジスタ・ラジオ用とセラミック・フィルタを組み合わせて、 しかも2段目の IFT に帰還をかけてオートダイン検波をしています。 SSB を受信するためには IFT の調整がかなり微妙です。
 バリコンにはアルプスの FM 用2連を、アンテナ・コイル、 OSCコイルには FCZ10S3R5 を使いました。 セラミック・フィルタは ムラタCFX455G という帯域幅 ±4kHz (6dB) のものを使用しました。


7MHz 4球スーパー定格表
型式4球スーパーヘテロダイン
受信周波数6,980kHz-7,280kHz(実測)
中間周波数455kHz
使用真空管12AD6、12BL6、12AU7、12DQ6A
感度5球スーパー程度
電気的出力7mW(推定)
電源11-14V(DC)
消費電力13.3Vx 1.09A
スピーカー外付スピーカー
形状200x155x160mm (IDEAL SK-6)
重量1.59kg
製作年月1992年8月


7MHz 4球スーパーの回路

 IF ゲインと再生の強さをボリュームで調節して受信します。ヘッドホンを使用して 一応は実用レベルですが、聞きたい信号のすぐ近くに強い信号があると ビートがかからなくなり、SSB の受信は難しくなります。 結局感度は悪くないが強い信号しか受信できないのです。 このあたりがオートダインの限界でしょう。
 電波の強いアマチュア局はスピーカーで聞くことも可能です。
(2005年2月28日加筆)
(2001年3月16日初稿)
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