TRIOのコイル
T-30 (TRIO Technical Data Sheet No.44 1957年より転載)
μ同調普及型IFT
規格表
中心周波数 455kHz
インピーダンス A:68kΩ、B:51kΩ
選択度 26dB(±10kHz)
帯域幅 6kHz (-3dB)
同調容量 100pF
耐湿度 中心のずれ 1kHz 以内
選択度低下 2dB 以内
普及型中間周波トランスの決定版として、T-30 型をお贈りいたします。
この IFT は、日本工業規格(JIS)に定められた性能を充分に具えており、
本社が誇るベルト・コンベアシステムにより、均一な製品が多量生産され、
特許方式オッシログラフ直視装置により厳格な検査を経た優秀製品であります。
*HP作者コメント
6D6、6SK7、6BD6 など gm が2ミリ・モー以下の真空管に適合するように設計されています。
コイルとコイルの間隔は A が 19mm、B が 17mm。
詳細は分かりませんが、同調容量 120pF のものが実在します。
T-20 との比較では、インピーダンス以外は外観も含め大きな差はありませんが T-30 のほうが廉価です。
トリオ ニューズ No.101 には「普及型 IFT 3種いよいよ発売」と銘打って、
T-30(当時:260円)、T-8(480円)、T-25(260円)が紹介されています。
(2015年2月7日加筆)
(2002年 9月28日初稿)
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